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猫砂は万能だ

感想とか雑記とかな!

秒速5センチメートル / それでも僕は、彼女を。【感想】

映画 レビュー

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  5 Centimeter Per Second / 監督:新海誠 / 出演 : 水橋研二, 近藤好美

 

『出す宛の無いメールを打つ癖がついたのは、いつからだろう』

あらすじ

初恋が僕を縛る、どこにいても。 

小学校の卒業と同時に離ればなれになった、遠野貴樹と篠原明里。そのとき、二人の間には二人だけの特別な想いが存在していた。しかし、無情にも時だけが過ぎてゆく……。そんな日々を重ねたある日、ついに貴樹は明里に会いに行くことを決意。訪れた約束の日、チラホラと舞う雪がスピードを増し、辺りを白く包んで行った……。【シネマトゥディ】より

おすすめポイント

圧倒的な背景美術がとても綺麗です。光の表現がとても上手で、コンビニのシーン等の細かい描写は凄まじいです。

BGMも切ない旋律がとても美しいです。

 

ネタバレを含みます。

 

感想 

第1章「桜花抄」

 

主人公の少年は「遠野貴樹」

声優は「水橋研二」さん。

絞り出すような切ない声が印象的でした。

新海誠監督が映画「月光の囁き」を見て、水橋研二さんの存在を知り、オファーに至ったそうです。

 

小学生の時、転校ってなると一生の別れのような気分だったよね

 

仲が良かった友達とかが転校すると異様に悲しかった、もう死んだんじゃないかくらいの勢いで号泣。

 

大事な人が遠くに行ってしまう、でも自分には何もできない。

そんなもどかしさがこの映画でも描かれていました。

 

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この章は本当に切ない。携帯がない時代という設定なのがまた良いよね。

待ち合わせするだけでももう大変。

 

第2章「コスモナウト」

 

優しくしないで。

 

一番好きな章です!

舞台は種子島。東京と違い、美しい海と自然がある場所。行ってみたいなぁ

高校生になった貴樹は、常にどこか遠くを見ている。高校生の割に達観しているような。

「初恋」が彼を縛っているのは明らか。もう遠く離れてしまった初恋の人、貴樹はもう無理だとわかっている筈。それでも、僅かな期待を拭えずに新しい恋に踏み出すことが出来ない。

 

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澄田花苗はそんな貴樹に思いを寄せる純粋な少女。

花苗が純粋でめっちゃいい子なんだよね。

僕だったら絶対花苗と付き合うよ。

 

でも貴樹は彼女を拒絶してしまう。

 

貴樹は思わせぶりをするつもりは無かったと思う、ただ迷っていただけ。

初恋が新しい恋を邪魔する。

 

結局は自分も、相手も苦しめることになる。

 

第3章「秒速5センチメートル」

 

大人になった貴樹はシステムエンジニアとして勤務。

水野理紗という恋人がいるが、関係は上手くいっていない。惰性で日々を過ごしている。

一方、大人になった明里には恋人ができて近々結婚するよう。

 充実した日々を送っている様子の明里と対照的に、仕事に追われ、毎日をロボットのように過ごす貴樹。

 

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どこでこんなに変わってしまったのかな。

第1章時点では、同じ気持ちでいた筈なのに。

第2章で文通が途絶えた辺りから、変化があったのだと僕は思います。

明里は、前に進もうと決意しましたが、貴樹は迷っていた。

 

「あなたのことは今でも好きです。でも私たちは1000回もメールのやり取りをして、たぶん心は1センチくらいしか近づけませんでした」

 

貴樹の恋人、水野理紗の印象的なセリフ。

心の距離感ってどうやって縮めればいいんだろうね。

この映画では手紙→メールのようにコミュニケーションの取り方が変わっている。

コミュニケーションが取りやすくなったから、心の距離も近くなる。そういう訳じゃない。そう言われている気がする。

 

そして踏切のシーン。

あのシーンから貴樹はようやく前に進めるようになったのだと思います。

 

何かを悟った彼は初恋から解放され、ようやく自分の道を歩ける。そんな表情をしていました。

 

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怖いのは花苗も貴樹と同じ道を辿る可能性があるということ。

 

それだけはやめてくれ

 

小説、漫画も読みましたが映画の補完をしている部分があったのでオススメです!

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